傷寒論 太陽病中篇 第八十二條

傷寒八九日下之胸滿煩驚小便不利讝語一身盡重不可轉側者柴胡加龍骨牡蠣湯主之。

傷寒八九日、之れを下し、胸滿煩驚、小便不利、讝語、一身盡く重く、轉側すべからざる者は、柴胡加龍骨牡蠣湯、之れを主どる。

傷寒にかかって八九日ほどたって、下劑をかけたところが胸が張って苦しがり、やたらにもだえ驚くようになり、小便の出が惡くなり、うわごとをいうようになり、全身が重くなって、ねがえりも出來ないぐらいにひどくなったものは、柴胡加龍骨牡蠣湯が主治します。