傷寒論 太陽病中篇 第八十七條

傷寒脈浮醫以火迫劫之亡陽必驚狂起臥不安者桂枝去芍藥加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯主之。

傷寒、脈浮を、醫、火を以て、迫りて之れを劫かし、亡陽すれば、必ず驚狂す、起臥安からざる者は、桂枝去芍藥加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯、之れを主どる。

傷寒で脈が浮いている時に治そうと思って、火熱療法で無理やりに發汗させてしまった。發汗が多過ぎると陽を亡ぼします。このような方法で陽を亡ぼすと、必ず病人は驚き狂うようになってしまう。そして寢ても起きてもいられなくなってしまうものは、桂枝去芍藥加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯方が主治します。