傷寒論 太陽病中篇 第百四條
太陽病小便利者以飮水多必心下悸小便少者必苦裏急也。
太陽病、小便利する者は、水を飮むこと多きを以て、必ず心下悸す、小便少き者は、必ず裏急を苦しむなり。
太陽病で小便がよく出るものに抵當湯の證のほかに、水を飮むことが多すぎるためになる場合がありますが、その場合には必ず心下に動悸を生じる。また小便の出が少ない者は、必ず水がもれなくて、下腹部すなわち膀胱の附近がつまって苦しむようになる。
