傷寒論 太陽病下篇 第九條
傷寒十餘日熱結在裏復往來寒熱者與大柴胡湯但結胸無大熱者此爲水結在胸脅也但頭微汗出者大陷胸湯主之。
傷寒、十餘日、熱結裏に在り、復た、往來寒熱する者には、大柴胡湯を與ふ、但だ、結胸し、大熱無き者は、此れ水結、胸脅に在りと爲すなり、但だ、頭に、微汗出づる者は、大陷胸湯、之れを主どる。
傷寒にかかって十數日たって、熱が裏に結ぼれて中の熱によって、その上に往來寒熱を起こすものには、大柴胡湯を與えなさい。熱が裏に結ぼれて中の熱によって、ただ結胸して身體の表面に大熱のないものは、水が結ぼれて胸や脇腹にあるのであって、胸腹が苦しくなるのではないかと思われる。この場合に中に熱が結ぼれて頭からだけ少しく汗の出るものには、大陷胸湯が主治するのである。
