傷寒論 太陽病下篇 第十二條

太陽病二三日不能臥但欲起心下必結脈微弱者此本有寒分也反下之若利止必作結胸未止者四日復下之此作協熱利也。

太陽病、二三日、臥する能はず、但だ、起きんと欲し、心下必ず結し、脈微弱なる者は、此れ本、寒分有るなり、反って之れを下し、若し、利止めば、必ず結胸を作す、未だ止まざる者を、四日、復た之れを下せば、此れ、協熱利を作すなり。

太陽病で二三日たって、横になることができず、ただ起きようとすればみずおちが必ず苦しく結ぼれて、脈が微弱なものは、もともとその人は裏に寒があるのである。裏に寒があるものは下してはいけないのに、それを反って下しをかけた。その場合下利が止まると、内に入りこんだ熱が胸にむすぼれて、必ず結胸を起こす。
 下利がとまらない者に、まだ裏熱があると思って、翌日にまた下すと、内の熱と下したために裏に入りこんだ熱とが一緒になって、下利をするようになってしまう。