傷寒論 太陽病下篇 第二十五條

太陽中風下利嘔逆表解者乃可攻之其人漐漐汗出發作有時頭痛心下痞硬滿引脅下痛乾嘔短氣汗出不惡寒者此表解裏未和也十棗湯主之。

太陽の中風下利嘔逆表解する者は乃ち之れを攻むべし、其の人漐漐と汗出で發作時有り、頭痛心下痞硬滿脅下に引きて痛み乾嘔短氣汗出で惡寒せざる者は、此れ表解して裏未だ和せざるなり、十棗湯、之れを主どる。

太陽の經が風にあてられて下利を起こし、嘔が激しいもので表證がとれているものは、下劑をかけてよいのである。このような病人が、じとじとと汗をかいて時々發作的に頭痛して、心下部が痞えてかたく張って、脇腹の方にまで及んで痛み、ゲエゲエいって嘔きけをもよおし、呼吸が早くて息苦しく、汗が出て惡寒をしないものは、表は解して裏が和していないのである。十棗湯が主治します。