傷寒論 太陽病下篇 第五十一條
脈按之來緩而時一止復來者名曰結又脈來動而中止更來小數中有還者反動名曰結陰也脈來動而中止不能自還因而復動名曰代陰也得此脈者必難治。
脈之れを按ずるに、來ること緩にして時に一止し、復來る者は名づけて結と曰ふ、又、脈來ること動にして中止し、更に來る小數中に還る者有りて反りて動ずるは名づけて結陰と曰ふなり、脈來ること動にして中止し、自づから還る能はず、因って而して復動ずるは名づけて代陰と曰ふなり、此の脈を得る者は必ず治し難し。
脈を押してみて、打ってきかたがゆるやかで、時々一回とまって復た打って來るものを結脈と名づけるのである。また脈の打って來ようがおちつかない脈、すなわち動じていて時々止まって、再び打って來る時に小さくて數になって、靜かになろうとするけれども、反ってあらあらしく動ずる脈のことを名づけて結陰というのである。脈の打って來かたが動じて(あらあらしく)とまり、自然に打ってこずに、また前と同じように動ずる脈を打って來るものを、名づけて代陰というのである。これらの脈を得る者は、必ず治し難いのである。
