傷寒論 陽明病 第三條

問曰何緣得陽明病荅曰太陽病發汗若下若利小便此亡津液胃中乾燥因轉屬陽明不更衣内實大便難者此名陽明也。

問ふて曰く、何に緣りて陽明病ひを得るか、荅へて曰く、太陽病汗を發し若くは下し若くは小便を利し、此に津液を亡ひ胃中乾燥すれば、因って轉じて陽明に屬す、衣を更へず内實し大便難き者は、此れを陽明と名づくるなり。

おたずね致しますが、どういうことから陽明病になるのでしょうか。荅えていわれるのには、太陽の經を病んで病人に汗を發し、または下したりまたは小便を利したりしたことによって、體液にむらを生じ、胃の中が乾燥したために、それによって足の陽明胃經にころげこんで陽明病になったのである。陽明病になると、便通がなく、胃内が實して、大便が出にくくなるものが此れを陽明と名づけるのである。