傷寒論 陽明病 第六條
問曰惡寒何故自罷荅曰陽明居中土也萬物所歸無所復傳始雖惡寒二日自止此爲陽明病也。
問ふて曰く、惡寒何が故に自ら罷む、荅へて曰く、陽明は中に居して土なり、萬物の歸する所復た傳ふる所無し、始めに惡寒すると雖も二日には自ら止む、此を陽明の病と爲すなり。
おたずね致しますが、それでは惡寒はどういうわけで自然にとまるのでしょうか。荅えていわれるのには、陽明病というものは、足の陽明胃經であって、五行からいうと土に屬しております。地球上の萬物は土に歸するのが自然の成りゆきであるから、それ以上に傳える所がない。であるから始めに惡寒しても、二日目には自然に惡寒がやみ、熱が裏に入ってしまうのである。これが陽明病とするのである。
