傷寒論 陽明病 第二十條

陽明病反無汗而小便利二三日嘔而欬手足厥者必苦頭痛若不欬不嘔手足不厥者頭不痛。

陽明病、反って汗無くして小便利し、二三日、嘔して欬し、手足厥する者は、必ず頭痛を苦む、若し、欬せず、嘔せず、手足厥せざる者は、頭痛まず。

陽明病で汗が多いはずであるのに、反って汗がなくて、小便は普通のようになり、このようになって二三日して嘔き氣があって欬をして手足が冷めたくなるものは、必ず頭痛に苦しむのである。陽明病でも内實熱ではなくて、胃が虛冷しているのであろうと思われる。もしもその場合に欬もせず嘔き氣もなく、手足もつめたくないものは、寒がないから頭も痛まないのである。