薬局内勉強会 H27.05.19(感染対策勉強会)

日本ケミファさんに感染対策勉強会として適切な手洗いの実践について教えていただきました。
病院における感染対策としてはスタンダード・プリコーション(標準予防策)がありますが、昔は主に入院患者に対するものでしたが、現在は医療関係者全てに適用されるものとなりました。 そのスタンダード・プリコーション(標準予防策)の中では「手洗いに始まって手洗いに終わる」と言われるほど手洗いが重視されてます。
今回の勉強会では手洗いに関する実習も行われました。
まず専用ローションを汚れに見立てて塗り、手洗い後、専用ライトの 下に手をかざすと洗い残しが光り、適切な手洗いができているか確認しました。体験者はしっかり洗えてると思っていましたが、結構洗い残しがありました。親指周辺や、爪と指の間などかなり意識して洗う必要があると感じました。
また感染性胃腸炎についても教えていただきました。原因として冬場はノロウイルスが有名ですが春先から初夏にかけてピークとなるのはロタウイルスということです。
ロタウイルスは経口感染し10~100個のウイルスで感染が成立します。ワクチンはありますが、有効な抗ウイルス剤はありません。そのため感染予防として、石鹸と流水による手洗いの徹底が重要であるとのことでした。