「新玉ねぎ」で初夏の身体を整える

暦の上では「立夏」。
春から初夏へと季節が移り変わる時期になりました。

昼間は汗ばむ日も増え、冷たいものが欲しくなる一方で、
・身体が重だるい
・なんとなく疲れる
・眠気が抜けない
・胃がスッキリしない
・イライラする
・むくみやすい
そんな不調を感じる方も増える季節です。

実はこの時期、身体は気温差や湿気に振り回されやすく、自律神経も乱れがち。
さらに、春から続いた“頑張り疲れ”が表面化しやすいタイミングでもあります。

そこでおすすめしたいのが、旬の「新玉ねぎ」です。
新玉ねぎは、普通の玉ねぎに比べて水分が多く、やわらかくて甘みが強いのが特徴です。

薬膳では、
・気(エネルギー)の巡りを整える
・胃腸の働きを助ける
・余分な水分や滞りを流す
・血流をサポートする
といった働きがあると考えられています。

特にこの時期は、「巡り」が悪くなりやすい季節。
気温や湿度の変化で身体の中に熱や湿気がこもると、
・だるい
・重い
・やる気が出ない
・頭がぼーっとする
といった状態になりやすくなります。

新玉ねぎの香り成分は、そんな“滞り”をやさしく動かしてくれる存在です。
新玉ねぎに含まれる硫化アリルは、血液の流れをサポートする成分としても知られています。
冷房による冷えや、肩こり、疲労感が気になる方にもおすすめです。

また、初夏は「汗」で気や水分を消耗しやすい季節。
胃腸が弱ると、食欲低下や疲れにつながることもあります。
新玉ねぎは消化を助け、食欲を支える働きも期待できます。

この季節は、
・新玉ねぎのサラダ
・マリネ
・お味噌汁
・スープ
などがおすすめです。

ただし、冷たいサラダばかりになると胃腸が冷えることも。
冷えやすい方、疲れやすい方は、軽く火を通して食べるのがおすすめです。

東洋医学では、季節に逆らわず暮らすことを大切にします。
旬の食材には、その時期の身体を助ける力があります。
みずみずしい新玉ねぎは、初夏の“重だるさ”をやわらげ、巡りを整える助けになってくれる食材です。
毎日の食事で、身体をいたわってみてくださいね。

『食べたもので体は作られる。』