インフルエンザに気を付けよう!!
『インフルエンザとは』
~インフルエンザウイルス、流行時期、感染経路~
インフルエンザは、インフルエンザウイルスがのどや気管支、肺で感染・増殖することによって発症する病気です。
インフルエンザの発症者は0~9歳の小児が約半数を占めているのに対し、インフルエンザによる死亡者は65歳以上の高齢者が大部分を占めているといわれています。
〇インフルエンザの流行時期は?
季節性のインフルエンザは、例年11~12月頃に流行が始まり、1~3月にピークを迎えます。
しかし、2009年は新型インフルエンザウイルスの出現によって、5月から感染者が確認されはじめ、夏以降、感染者が爆発的に増加しました。
〇インフルエンザウイルスはどうやって感染するの?
インフルエンザの感染経路には、主に2つあります。
【インフルエンザの主な感染経路】
(1)飛沫(ひまつ)感染
感染している人のくしゃみや咳(せき)で出るしぶきを吸い込むことによる感染。くしゃみや咳(せき)を浴びる距離(2メートル程度)にいる人は感染の危険性が高い。
(2)接触感染 感染している人の唾(つば)や鼻みずが手から手へ、あるいはドアノブやつり革などを介して手に付着することなどによる感染。
ただし、インフルエンザは、ウイルスが手に付着しただけで感染することはありません。ウイルスが付着した手で、口や鼻、目などの粘膜を触れることで感染します。ですから、こまめな手洗いが接触感染のリスクを減らすことになります。
『インフルエンザの予防』
~ワクチン、手洗い・うがい、マスク~
インフルエンザにかからないためにも、予防法の基本を覚えましょう。
〇インフルエンザワクチン
毎年、流行シーズンの前に、インフルエンザワクチンを接種しておきましょう!
インフルエンザの予防には、インフルエンザワクチンの接種が有効です。ワクチンの接種により、インフルエンザの重症化や死亡を予防し、健康被害を最小限にすることが期待されています。わが国でも、ワクチンを接種する方が年々増え
ています。
ワクチンは、その年にどのウイルスの型(タイプ)が流行する
かを予測して、毎年製造されています。また、ワクチンの効果
は1年間であるため、毎年、流行シーズンの前に接種すること
が望ましいと考えられます。
〇手洗い・うがい、マスク
外出後の手洗い・うがいは、予防の基本! 流行シーズン中は、
外出時のマスク着用も忘れずに!
手洗いは手や指などに付着したインフルエンザウイルスを物理
的に除去するために有効な方法であり、うがいは口の中を洗浄
にします。外出後の手洗い・うがいは、感染症の予防の基本です。
インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や慢性疾患を抱
えている人、疲労気味、睡眠不足の人は、なるべく人ごみや繁
華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出するときは、マ
スクを着用しましょう。
