皮膚病は、かかない、さわらないが大切です。
梅雨の時期、湿気の影響でカビやダニが増え、かゆみが誘発されることがあります。また、気温が上がってくると、虫刺されやあせもなどの皮膚トラブルも増えてきます。
かゆみがあると、つい患部をかいてしまいますよね。かきすぎると皮膚が傷ついて湿疹が悪化してしまいます。さらに、皮膚のバリア機能がこわれて過敏になり、少しの刺激でもかゆみが起こりやすくなってしまうことがあります。
皮膚病治療の基本は、「かかないこと」「さわらないこと」です。
かゆみがつらい時や薬をつける前には、濡らしたタオルで冷やしたり、ぬるめのシャワーを浴びるとよいでしょう。日中は気を付けていても、寝ている間に無意識にかいてしまい、症状が悪化してしまうこともあります。寝る前は、保湿や外用薬の塗布などを特にていねいに行いましょう。
また、皮膚のケアには、血流も大切です。
夏は、エアコンの使用や冷たいものの飲食により、体を冷やす機会が多くなります。冷えによって血流が悪くなると、体の隅々に必要な栄養や酸素が行き届かなくなり、皮膚の新陳代謝が乱れがちです。正常なターンオバーのためにも、暖かいものを飲食したり、運動や入浴することで血流を良くしましょう。
寝る前に服用することで、夜間の皮膚症状の悪化を防ぎ、体の内側から症状を改善するお薬もあります。気になる方は、ご相談ください。
