おくすり・病気について

お薬は、正しい使用方法を守っていただいて適切に使用することで、
その効果を十分に発揮する事ができます。

ひまわり薬局において、多く使用する機会のある医薬品につきまして、
一般的な使用方法をご説明させて頂きます。

※疾患の状態などによっては、医師の判断により、記載している使用方法以外の指示がある場合がありますので、その際は医師の指示通り使用いただきますようお願いします。

湿布の上手な貼り方について

 腰の痛みや膝の痛みなどで、湿布を購入したり薬局で調剤されることがあると思いますが、湿布を貼る際に、クルクル丸まってしまったり、関節に貼って動かしていると剥がれてしまう、というご経験はないでしょうか?

 実は湿布に切れ込みなどを入れることで、剝がれにくくすることが可能です。代表的な場所に貼る際の切れ込みの入れ方について掲載していますので、湿布を貼る際の参考になさってください。

アナフィラキシーショックの対処方法 エピペン®の使用方法

ひまわり薬局に来られる患者様の中には、アナフィラキシーショックの既往歴のある方が来局されることがあります。

原因物質は食物であったり、蜂などの昆虫であったり、人によって様々ですが、意図しないタイミングで摂取してしまい、重篤なショック症状を起こしてしまうリスクがあります。

アナフィラキシー補助治療剤である、エピペン® を正しく使用いただく事で、医師の治療をおこなうまでの症状の緩和が可能となります。
ひまわり薬局にて使用方法や、メーカーHPやアプリ登録の方法について説明させて頂きますので、ご心配な点がありましたら遠慮なくお申し付けください。

ぜん息・COPD 吸入薬の使用方法について

現在、ぜん息やCOPDの治療としては、
第一選択薬として、吸入薬が使用されることが多くなっています。

吸入薬は、呼吸器系疾患の治療薬として非常に有用ですが、正しい方法でご使用していただく必要がありますので、
ひまわり薬局では、吸入薬が処方された患者様に対しては、
練習器を使用しながら操作方法の説明をさせていただいております。

自宅に戻られた後に、操作方法が分からなくなった場合はお気軽にご連絡をしていただくと共に、
webでも確認がしたい、という場合には、
下記のリンク『吸入器別 正しい吸入方法』から、ご自身が処方されている吸入薬のページを検索していただくと、
使用方法が動画で視聴できますのでご利用ください。

片頭痛について

ひまわり薬局にも時々来局される、片頭痛への治療方法について記載しました。

片頭痛はひどい場合では嘔吐してしまったり、寝込んでしまったりすることもあるため、
治療と並行して、症状が出ないようにする事も重要です。

そのために片頭痛予防薬が使用されることもありますが、
生活環境の改善により片頭痛を予防する事もできるため、
ぜひ普段の生活を少し見直すために役立ててください。




花粉症について

【花粉症の最大の予防はスギ花粉を浴びないこと】

アレルギー対策の基本は、アレルギーを引き起こすモノに触れないことです。スギ花粉症も、もちろん同じ。できるだけスギ花粉を浴びないように、体にスギ花粉が触れないようにすることが何よりも重要な予防策です。

予防策1 情報収集
スギ花粉がいつごろから飛散するのか、シーズン中にはその日の飛散量などをチェックし、情報を生かした対策をしましょう。毎日の天気予報をしっかりとチェックするだけではなく、花粉症情報を配信しているアプリに登録したりして、花粉情報をタイムリーにキャッチしましょう。

予防策2 マスクやメガネでしっかりガード
スギ花粉のシーズンのお出かけでは、鼻や目にスギ花粉が付着しないようにマスクやメガネ、つばの広い帽子などでガードしましょう。

予防策3 花粉シーズンの洋服はツルツル素材がベスト
スギ花粉のシーズンのお出かけは、スギ花粉という敵のなかへ身を投じるようなもの、心して踏み出しましょう。ウールのセーターやフリース素材は避け、花粉が付着しにくいツルツルした素材のトレンチコートやレザージャケットなどを着るようにしましょう。最近は、花粉が付着しにくい素材の服も売られています。

予防策4 帰宅時は玄関先で花粉にバイバイ
家の中にスギ花粉を持ち込まないことが鉄則です。帰宅したら玄関先で衣服や髪に付いた花粉をはらいましょう。

予防策5 帰宅したら花粉はしっかり洗い流す
帰宅したらうがい、手洗い、目の洗浄、洗顔をしましょう。外出していた服も着替えるとよいでしょう。できれば帰宅したらすぐにシャワーを浴び、髪の毛についたスギ花粉も洗い流すとベストですね。

予防策6 こまめな掃除で花粉を除去
部屋の掃除をこまめに行い、空気清浄機を24時間使用するようにしましょう。
できれば高性能HEPAフィルター付きの空気清浄機を、寝室の枕元に設置すると、鼻づまりなどが和らぎ良質な睡眠がとれるかもしれません。

予防策7 健康的な生活スタイルを
花粉症の悪化を防ぐには、バランスのとれた食事、十分な睡眠、規則正しい生活、上手なストレス解消など体調を整えることが大切です。

予防策8 花粉症の悪化につながる可能性のある食べ物を避ける
スナック菓子やジャンクフードは、トランス脂肪酸を多く含んでいます。
週3回以上ファストフードを食べている子どもは、喘息やアレルギー疾患になりやすいという研究論文もあるので、花粉症を何とかしたい! という人は、ジャンクフードを控えたほうがよいでしょう。

その他お勧めの食べ物や、健康情報も記載されていますので、
大正製様・エスエス製薬様のHPもご覧になってください。
(HP内で紹介されているOTC医薬品については、現在ひまわり薬局では
取り扱っておりませんので、ご了承いただきますようお願いいたします)

熱中症とその対策について

 これから夏本番を迎える中で、常にマスクをして生活するのは、やはり熱中症発症のリスクもあるため、マスクのON/OFFに気を付けながら過ごす必要もあると思います。

 厚生労働省が提唱している、「新しい生活様式」での熱中症予防の過ごし方について紹介させていただきますので、ご活用ください。
(詳しい内容については厚生労働省のHPにリンクしております)

(1) マスクの着用について
 マスクは飛沫の拡散予防に有効で、「新しい生活様式」でも一人ひとりの方の基本的な感染対策として着用をお願いしています。ただし、マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。
したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。また、周囲の人との距離を十分にとれる場所で、マスクを一時的にはずして休憩することも必要です。
 外出時は暑い日や時間帯を避け、涼しい服装を心がけましょう。

(2) エアコンの使用について
 熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効です。ただし、一般的な家庭用エアコンは、空気を循環させるだけで換気を行っていません。新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります。換気により室内温度が高くなりがちなので、エアコンの温度設定を下げるなどの調整をしましょう。

(3) 涼しい場所への移動について
 少しでも体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動することが、熱中症予防に有効です。一方で、人数制限等により屋内の店舗等にすぐに入ることができない場合もあると思います。その際は、屋外でも日陰や風通しの良い場所に移動してください。

(4) 日頃の健康管理について
 「新しい生活様式」では、毎朝など、定時の体温測定、健康チェックをお願いしています。これらは、熱中症予防にも有効です。平熱を知っておくことで、発熱に早く気づくこともできます。日ごろからご自身の身体を知り、健康管理を充実させてください。また、体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養するようにしましょう。