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  • 2025.06.20 傷寒論 太陽病中篇 第八十九條

    太陽病以火熏之不得汗其人必躁到經不解必淸血名爲火邪。 太陽病、火を以て之を熏じ、汗を得ず、其の人必ず躁し、經に到るも解せず、必ず淸血するは、名づけて、火邪と爲す。 太陽病で汗が出ないために治らないのであるから、汗を出させるために熏法をしてみたが汗が出ない。そのために病人は必ず苦しみさわぐ...

  • 2025.06.19 傷寒論 太陽病中篇 第八十八條

    形作傷寒其脈不弦緊而弱弱者必渴被火者必讝語弱者發熱脈浮解之當汗出愈。 形ち、傷寒をなし、其の脈弦緊ならずして弱、弱なる者は必ず渴し、火を被る者は必ず讝語す、弱なる者、發熱、脈浮なるは、之れを解するに、當に汗出でて愈ゆべし。 病狀が傷寒に似ているが、脈は弦か緊ではなくして弱い(傷寒であれば...

  • 2025.06.18 傷寒論 太陽病中篇 第八十七條

    傷寒脈浮醫以火迫劫之亡陽必驚狂起臥不安者桂枝去芍藥加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯主之。 傷寒、脈浮を、醫、火を以て、迫りて之れを劫かし、亡陽すれば、必ず驚狂す、起臥安からざる者は、桂枝去芍藥加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯、之れを主どる。 傷寒で脈が浮いている時に治そうと思って、火熱療法で無理やりに發汗させて...

  • 2025.06.17 傷寒論 太陽病中篇 第八十六條

    太陽病中風以火劫發汗邪風被火熱血氣流溢失其常度兩陽相熏灼其身發黄陽盛則欲衄陰虛則小便難陰陽俱虛竭身體則枯燥但頭汗出劑頸而還腹滿微喘口乾咽爛或不大便久則讝語甚者至噦手足躁擾捻衣摸牀小便利者其人可治。 太陽病中風、火を以て劫し、汗を發すれば、邪風火熱を被り、血氣流溢、其の常度を失ひ、兩陽相熏灼すれ...

  • 2025.06.16 傷寒論 太陽病中篇 第八十五條

    太陽病二日反躁反熨其背而大汗出大熱入胃胃中水竭躁煩必發讝語十餘日振慄自下利者此爲欲解也故其汗從腰已下不得汗欲小便不得反嘔欲失溲足下惡風大便鞕小便當數而反不數及不多大便已頭卓然而痛其人足心必熱穀氣下流故也。 太陽病二日、反って躁するに、反って其の背を熨して、大いに汗を出だし、大熱胃に入り、胃中の水竭...