講演記録

PG系の違い

先日マニアックな点眼薬のお話聞けました。

少し前に同PG系で『エイベリス点眼』というでたのですが

こちらはPG系の中のEP2受容体に特異的に作用し

今まで切っても切れない眼瞼色素沈着という副作用が

ない(厳密には恐らくない)希望の薬がでました。

このPG系は一定の割合の方にあまり効かないノンレスポンダーという

患者さん群がいるのですが、その機序をお勉強して知りました。

ビマトプロスト以外のPG系は同じ骨格の中の一部エステル結合が

代謝を受けてその代謝物が作用してるのですが

このビマトプロストはエステル結合でなくアミド結合(確か、、、)

のため、一部代謝を受けるがほとんどの未変化体が

そのまま受容体に作用してるようで眼圧降下作用が比較的高く、

眼瞼部の脂肪に作用し上眼瞼溝深化も

比較的起きやすくなっております。代謝を受けないので

先程のノンレスポンダーが少ないのではないのかとの事です。

エステル結合、アミド結合とっても有機化学の基礎的な事ですが

恐らくほとんどの薬剤師はこのことは知らないでしょうねー

現場ではほとんんど役に立たない情報ですが

知ってる薬剤師は真の眼科門前のスペシャル薬剤師かとw

それでもあなたはどこの薬局、薬剤師も同じだと思いますか??



グラナテック点眼

一言で言ってしまうと『緑内障薬』です。

ジェネリックなし
副作用は、充血→1~2時間でおさまります。(血管拡張作用により)
     眼瞼炎→点眼後洗顔でかなり防げます

ここからは、薬剤師的にマニアックな情報となります。
分類的にはROCK阻害薬
ほぼ唯一の主経路の線維柱帯からの房水流出促進(ここ大事)
さらに詳しく作用機序は、繊維柱帯を広げて房水を流れやすくし
線維柱帯を正しく保つことによる
マトリックス(コラーゲンのごみみたいなもの)を減少させる
のではないかという説があり、24週間後に眼圧下降の2ステップ目が
確認されてるのはマトリックスの減少に時間が
かかるからではないかと考察されてる。
続発緑内障(ステロイド等)には効きやすいデータもあり。
アイファガンが販売されてからの商品のため4番目に追加される
ケースが多いが作用機序的はどうなんでしょうかね。

少し横道にそれるが眼圧が高いために線維柱帯のアポトーシスにより
さらなるマトリックス状態悪化やマトリックスや線維柱帯が
押し込まれてその先の集合管がつぶれてしまうと
緑内障の手術をしても良い結果でずらいみたいです。

『知っておきたい発達障害の知識~診断・治療を中心に~』

『知っておきたい発達障害の知識~診断・治療を中心に~』という

山大の助教授の講義を拝聴してきたのでまとめてみます。

発達障害とは何?
①発達の異常がある
②障害が生じている
社会適応の問題が起きて、生活に支障が出てる状態
※問題が起こらなければ「特性」である

精神障害とは違うの?
精神障害(疾患)はあるとき発生
発達障害は生まれながらに持ってる(先天性)
顕在化する時期が人によって異なる疾患である

「発達障害の可能性がある」児童生徒の割合は6.5%で
1クラスに2人程度は発達障害の傾向があるということになります。

よくある誤解
①○○したら・○○食べたらよくなるは現在ありえなく
治るや予防するはできない

②親や保護者の育て方や養育環境が関係する
→先天性のため発達障害の原因になることはない
ただし、不適切な養育は2次障害の恐れはある

★自尊心が大切
2次障害(非行、素行症、抑うつ)を防ぐ

治療・支援
自尊心の回復が大切
・不適応状況の把握
・環境調整、言い方等

学習障害(SLD)
「読字」「書字表出」「算数」
1つ以上が他の能力に比べて明らかに劣ってる

★大切な事は自尊心を損なわないようにする

発達障害をもつ児(者)への関わり方
・説明は具体的に
例)お風呂を見てきて
→お風呂のお湯の温度がちょうどいいか確認してきて
・視覚的な情報が伝わりやすい(耳からの情報は入りにくい)
 具体的にマニュアルを作ってあげる
・予定をきちんと伝える
★絶対やてはいけないこと(人に暴力をふるう、異性の体に触れる) は断固として認めない
・否定的な言い方を肯定的な言い方にする
・感情的に叱るのではなく淡々と何が良くなかったのかを説明し
 どうすればよいかを明示する

怒られる、責められる、馬鹿にされる
      ↓↓↓↓
褒められる、認められるに

自身の特性を知り理解し、受け入れる
「特性と共にいきる」と思えるのが理想

ADHDは記録を取れなかったので省略してます

ジストニア

認知症の事を調べてると『ジストニア』と疾患がでてきて
調べてみると大変興味深い情報と繋がったので書き留めておきます。

ジストニアという病気は、筋肉の緊張の異常によって様々な不随意運動や肢位、姿勢の異常が生じる状態をいいます。
①https://square.umin.ac.jp/neuroinf/medical/506.html

こちらの体験談は、大変参考になりました。
②https://lineblog.me/erika_guitar/archives/1977700.html

上記体験談の中に登場する国立女子医科大学病院の平孝臣先生が
とても積極的な治療をされてる情報を公開してるのが
大変興味深いので一読の価値があります。
③https://medicalnote.jp/contents/160411-033-MU

先生がおっしゃるように数10年前検査機器が未発達のため
捨てれていった治療が検査機器の発達により
見直されるケースもあると思います。
常識を疑い、新たな(古いも含めて)治療を模索し
実践する行動力に感動しました。

リンクは下記へ

事務備忘録

名称変更時(メーカー変更含む)の処理のまとめ

目的 従来使えていた状態に揃える(薬情、薬袋、薬歴、2次元の設定を揃える)

□  新名称のマスターを複写して使えるようにする
□  薬剤情報を旧商品から新商品へ移す
□  医薬品の設定から優先項目を新しいのに『A』、使わないのに『なし』
 (基本的には使わないけど一部残すときはBとする)
 もしも名称変更で旧名所を使わない場合は使用中止にチェック
 点眼の商品であれば、右下備考へ●商品名(+特徴)とし薬袋に名称がでるようにする
 薬歴コメントF11を前商品で確認して、内容があれば新商品へコピー

まつもと眼科で取り扱う商品であった場合2次元の紐づけを変更する必要があるため

□ オプション→2次元バーコード→まつもと眼科 紐付編集→患者別一般名処方→
     →F10患者検索にて該当紐付けを探してF11全患者一般名削除し
     次回から一人づつ新規で紐づけ開始

高尿酸血症

すこし勉強したので備忘録がてらに記録

当たり前なのに気づかなかった事実として
なんと尿酸値は日内変動し1.0位は毎日異なる、、、
え~1.0って言ったら治療開始等結構大きな誤差!

基本的な合併症がなければ(かなりのざっくりです)
 8.0 高尿酸血症治療開始
 7.0 高尿酸血症診断
 6.0 高尿酸血症目標降値
厳密には5.8以下だと体内の結晶が溶出し排泄(ただし体温等条件あり)
逆に高い状態が続いて結晶ができて関節からポロリと落ちると
いわゆる痛風発作となり大きな痛みとなります。
食事療法から始まりますが、厳格に食事制限しても
1.0程度しか下がらない例が多いとお聞きしました。

薬剤は、尿酸生成阻害と尿酸排泄促進
最近は排泄促進薬はあまり見かけないですね。
生成阻害薬は、古くからあります。
アロプリノール 半減期が短く一日2~3回服用、腎排泄
今よく見かけるのは
フェブリク錠  半減期が長く一日一回 腎+肝代謝後便排泄と
透析患者または予備軍にも使いやすいようです。
その他色々ありますが、うちの薬局ではあまり見かけないですね。

もう少しありますが、誤解を招かない程度にこの程度でお暇します。
ここでのことは個人の勝手な備忘録です。
詳しくは主治医によく相談してくださいね。