日本薬剤師会学術大会in長野

10月10・11日(日・祝)
長野大会、西日本からは交通の便が悪く
日程的にきつかったですが
ものすごく、おもしろい時間をすごすことができました。。

大会にご尽力いただいた長野県薬剤師会の先生方
本当にありがとうございました。

宿泊先ーなぜか[宿坊]!

大会参加者は、毎年8千~1万人。。
長野市内のホテルは半年前から予約できない状態です。。

普通の旅館でいいわと
インターネットで予約したら、
善光寺の「宿坊」のひとつでした。

朝の5時半起きで善光寺まいり

夕方ご5時にチェックイン。
入浴後、6時から精進料理。

夜間外出は、夜9時まで。。。

前の日からの「おこもり」のあと
朝の5時半に集合して
善光寺の「朝の行事」に参加。。

大僧正より「お数珠」をいただいて
お経を聞いたあとに「回廊めぐり」。。

前の日は、夜のライトアップした
「善光寺」を堪能しました。

研修記録。。

14の分科会+口頭・ポスター発表+機器・書籍の展示
など、すべて見ようと思ったら100時間以上かかる計算になります。

とりあえず、つくしが参加した研修でインパクトを受けた部分を簡単にまとめてみました。
訂正などあればご指導いただければ幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【 1:特別講演:宇宙からみる生命のつながり 】
 講師;宇宙飛行士 毛利衛 さん

・宇宙とはどういうものか宇宙での体の変化など貴重なVTRともに解説いただきました。
・人のしあわせと科学の関係ー観客席におりてきてのディスカション:
 薬剤師も薬をみるだけでなく、それが人々にどういう幸せをもたらすことができるのかについて一緒に考えました。


【2;ランチョンセミナー:ジェネリク医薬品情報と医薬品の情報】
 NTT東日本関東病院 薬剤部長 折井 孝男 先生

   医薬品医療機器情報提供ホームページ
  の作成に参加されている先生です。

○添付文書の改訂は、実に一か月に500件もある月がある。
⇒情報は過小でも過大でもいけない。
○添付文書の落とし穴:ことばが統一されていない。
⇒インターネットで検索が難しい
○アメリカと日本の後発品の添付文書の違い
⇒アメリカでは一般名で先発メーカーの集めたデータを後発の添付文書に乗せれるが日本ではできない。
○データとインフォメーション・インテリジェンスの違い
⇒収集・蓄積だけでなく分析がきちんとできているか?
○今後の薬剤部に取り組みの数々をVTRで紹介。



【 3;基調講演:東洋医学の食の知恵・信州の民間療法 】
 講師 水島クリニック 院長 水島 丈雄 先生

・昔から薬草の宝庫といわれた信州の民間療法の紹介。
 漢方は食事と重なるー薬膳・五味のはなし
・信州で昔から食べられているヤマブシ茸:記憶の素としてホクトから発売されている。

   アリセプトに匹敵する効果があり、興奮などの副作用がすくなく、長く飲んでも効きが悪くならない。
・マタタビ:また旅ができる元気でる生薬;慢性疲労の原因となるヒトヘルペスウイルス6に作用している可能性がある。


【4:分科会1-質の高い服薬指導を目指してより
 「服薬指導スキルアップ~患者の利益になるSOAP薬歴」 】
 神戸学院大学薬学部 臨床薬学部門講師 上町 亜希子 先生

・「前回DO]「特に変化なし」の薬歴の記載が続くのはなぜか?
⇒一方的に話しているだけで患者さんの真意をつかんでないんではないか
 「患者ケアの内容の充実があってこその薬歴」
・神戸震災での経験からお薬手帳の重要性

 じつは、夜中に長野の街をうろうろしているとき、
上町先生に偶然お会いしてお話をする機会があったのですが
「大阪人だから、笑いでは負けるわけにいかない」
とのポリシーを聞かせていただきました。


【5:分科会4-皆で踏み出そう、在宅医療・在宅介護 より
  「地域でささる緩和医療」】
日本薬剤師会医療保険委員会 副医院長 大澤 光司 先生

・2000年4月から行っている多職種連携「蔵の街コミニュティケア研修会」の取り組みの紹介
 医師・薬剤師・看護師・ケアマネなど医療関係者だけでなく工務店の方も参加している
(バリアフリーのために必要な知識の交換)
・研修会では獣医さんを招いてアニマルセラピーに適した犬、歯科医さんの口腔リハビリショーなども開催
・全国薬剤師・在宅療養支援連絡会が発足・・会員募集中!
https://sites.google.com/site/japanhomecare/


企業の展示。

研修の合間をみて
「企業の展示」も見学しました。

最新のレセプトPC,分包機などの機械にまじり

・クリーンルーム(800万円+土地・家屋代)
・お薬カレンダーに薬が詰めれるもの

など、びっくりアイテムをみることができました。

川中島合戦場跡。

今回、一番行きたかったのが
「川中島合戦場跡」
霞にけむる川中島は
武田信玄・上杉謙信の思いを
今に伝えています。